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レリーズの自動化
※Blogに改造方法を紹介しています。 http://blog.livedoor.jp/fuuma_mfuk/archives/50117879.html
撮影時は露光時間をキッチンタイマーやストップウォッチなどで測り、その都度シャッターを切る作業を強いられましたが、現在は強力な武器があります。Canonのタイマーリモートコントローラ。
これにインターバルの時間や露光時間、撮影枚数を入力すればあとは自動で撮ってくれるようになります。天体写真撮影において、非常に強い味方です。
しかしKissDNや*istDに接続するにはプラグを交換しないといけません。
KissD、KissDN、PENTAXのデジタル一眼レフは同じミニミニステレオプラグを使用していますので互換性があります。しかしミニミニステレオプラグもタイマーリモートコントローラに接続するための3線入りケーブルもなかなか見つかりません。
僕はアストロショップ三ツ星 http://homepage3.nifty.com/~fwhy8614/ で改造用のKiss-ジャックアダプターケーブル(650円+送料945円)を入手しました。ケーブルの長さは約1m。
タイマーリモートコントローラは背面の3本のネジを外すと開けることができ、基盤にケーブルを半田付けすれば簡単に交換可能ですが、赤道儀で使用するとなると長めのケーブルの方が使いやすそうですので、元々付いている特殊なプラグを切り取り、そこから延長ケーブルとして接続することにしました。元々のケーブルは80cmほどですので、三ツ星のケーブルを接続すると約1.8mになります。
ケーブルを途中で切ってしまうとケーブル内部には赤、白、コモンの3本が入っています。そしてケーブル同士を接続するのですが、逆に接続してしまうと、レリーズを押すといきなりシャッターが切れてしまったり、インターバルの時間が終わる5秒前に次のシャッターが切れてしまったりと誤動作が生じます。三ツ星のケーブルと元々のケーブルは赤と白が逆になっていますので、赤と白、白と赤、コモンとコモンを接続して完成。接続部は熱収縮チューブで保護しておくのが良いでしょう。
ケーブルを長めにすることで赤道儀から離れたところでの制御が可能となり、追尾中の赤道儀に触れてしまう心配がありません。また撮影を自動化することで、オートガイドあるいはノータッチガイドなら時間に縛られることなくのんびりと星見を楽しめるようになります。
しかし・・このタイマーコントローラ、天体写真PEOPLEのために開発されたんじゃないだろうか?と思うしかないような特異な機能を備えていますね。ありがたいお話ではあるのですが・・^^
また、これもメーカー保証外の改造ですので自己責任で行ってください。

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