カメラレンズによる流星写真撮影に必要な道具

手持ちの一眼レフカメラとレンズ、その他の機材があれば、天体写真を楽しむことが出来ます。

カメラ T(タイム)、B(バルブ)モードのあるカメラで、できるだけファインダーの明るいものがいいです。オートよりも完全マニュアルのほうが、電池切れの心配がないので安心です。
レンズ レンズの焦点距離が長すぎると、ブレてしまいます。せいぜい200mmくらいが限界でしょう。それに、明るいレンズほど、短時間できれいに撮影できますし、1〜2段絞れば周辺光量の低下が少なくて済みます。
僕は流星写真や星野写真には28mmF2.8と50mmF2.0、星雲などの撮影には210mmF4をよく使いますが、流星には35mmレンズが最も適当だと思われます。
三脚 しっかりしたもの。自由雲台を取り付けておけばいろんな方向を向けられるので、使いやすいです。
ケーブルレリーズ 手でシャッターを切るとなると、大変なので。(^_^;)
高感度フィルム ISO400以上のものが露出時間も少なくていいでしょう。ネガでもポジでもどちらでも写りますが、ネガフィルムのほうがラチチュードが広く、多少の露出ミスでもフォローできるので、最初はネガが無難かも。
時計とタイマー 言うまでもなく、露出時間を確認するためと、現在時刻を確認するため。
ライト 懐中電灯に赤いフィルムを付けておくと、暗闇でも目が慣れやすく、作業後すぐに星を確認する事ができます。
灰カイロ 冬は特に必需品です。レンズ部分につけて、レンズが曇るのを防止し、オートカメラの場合は本体にも付けて低温による電池の消耗を防止します。
使い捨てカイロは外に出しているとすぐに冷たくなって、使い物になりません。
とりあえずこれだけあれば、撮影はできます。
天体写真には大きく分けて固定撮影と追尾撮影という2つの撮影方法があり、これは、いわゆる「固定撮影」になります。

撮影時のウェアは機材より大切!?
撮影機材より大切なのがウェア。撮影時間も長くなりますので、快適に過ごせることが必要不可欠です。
春〜秋の星空撮影の敵は寒さです。冬の防寒は完全防備で挑みましょう。過ごしやすい春や秋でも夜はやはり冷え込むもの。防寒は必須です。
夏は蒸し暑いので半袖半ズボンで過ごしたいものですが、星空美しい山に行けば蚊などの害虫が撮影の敵となってきます。半袖半ズボンで撮影していては不快極まりないものになることでしょう。暑くても長袖長ズボンを着用することをお薦めします。「あああーっ痒くてたまらないっ」より「暑ぢーっ」のほうがまだマシですよ・・(笑)
星の写真は根気と忍耐のタマモノなのです。^^;

戻る